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ソテツの花が咲きました

皆さん、「生きた化石」という言葉は知っていますか?大昔から地球上で生きていて、今も姿が変わらずに生きている生物のことです。有名なものでは「シーラカンス」や「カブトガニ」などがあります。

今回の「ソテツ」は恐竜が生きていたジュラ紀から存在している植物です。

そんなソテツですが、ここ名古屋聾学校にも生息しています。
名古屋聾学校に通っている皆さんは毎日必ず見ています。さて、どこにあるでしょう・・・?

正解は、正門前のロータリーにあります。
校訓「自らを磨き 自らに克つ」と大きく書かれた黒い石の周りにあるのが「ソテツ」です。

そんな名古屋聾学校のソテツが、先月の半ばになんと花を咲かせました

えっ。花が咲くなんて珍しくもなんともない?
そんなことはありません。
ソテツの開花はなんと「10年に1度くらい」と言われるほど、大変珍しいものです!
私自身も初めて生で見ました。

今回、学校で咲いたのは「雄花」です。実ができるためには「雌花」も咲かなければいけません。種子植物が実を作るために必要なことは、皆さんも中1で習いますね。

かつての恐竜たちも見ていたであろうソテツの花は、太古の時代の雰囲気を現代に伝えてくれています。次にみられるのは10年後かもしれません。皆さんもぜひ、この機会に近くで見てみてください。あっ、香りもぜひ、嗅いでみてください!面白い香りがしますよ!

今回、3株のソテツの雄花が咲きました。タイミングよく雌花も咲けば、秋ごろには赤い実をつけます。