全国アビリンピックリポート
11月17〜19日に愛知県国際展示場(愛知県常滑市)で行われた、第43回全国障害者技能競技大会(以下全国アビリンピック)の様子をお伝えします。
初めは本校インテリア科の生徒が出場した木工種目です。
木工種目
出場選手は11名、北海道から鹿児島まで全国から参加しています。
木工種目の会場です。木工のほか、広い会場内にはさまざまな競技会場が設置されています。
取材に訪れた際は丁度、昼の休憩に入っていました。
競技課題は「蓋付き小箱」製作で、手工具を使用して木材を加工し、高い完成度の製品を作ります。箱は組み立てや削りの工程を経て完成し、蓋は留加工や組み立てを経て完成します。
午後の競技に臨む生徒
本体の組み立てに入りました。
ダボを打込み、不要な部分を切ります。
他の選手も黙々と作業を行なっています。
本体側面に鉋をかけます。
午後の競技開始から約2時間経過しました。
完成したようです。仕上がりを確認中。
残り時間5分を残して完成を宣言
製品を提出しました。
提出を終え、ほっとした様子。
お疲れ様でした!
木工種目の結果です。
大舞台で健闘しましたが、全国の技能レベルは非常に高く、入賞は叶いませんでした。全国大会の雰囲気を肌で感じることができたのは、日頃から物づくりを学ぶ生徒にとって、貴重な経験になったと思います。
応援してくださった皆さん、ありがとうございました。
今回の全国アビリンピックには名古屋聾学校の卒業生も参加しており、素晴らしい成績をあげました。フラワーアレンジメント種目、洋裁種目に出場した卒業生の様子です。
フラワーアレンジメント種目
花束、花嫁のブーケなど4つの課題に取り組みます。
一際目を引く、美しい仕上がりで堂々の金賞!
努力の成果が実った瞬間です。おめでとうございます。
洋裁種目
6時間の制限時間内にオーバーブラウスを製作します。
張り詰めた空気の中、懸命に製作に打ち込んでいました。
難しい競技課題に取り組んで努力賞をいただきました。
おめでとうございます。
今年の全国アビリンピックは24の競技と3つのデモンストレーションが行われました。
全部はご紹介できませんが、一部ご覧ください。
障害者ワークフェア2023
全国アビリンピックに合わせて開催された障害者ワークフェア2023に、本校インテリア科が共同プロジェクトを行なっている、名城大学とともに出展しました。
製作した製品が展示販売されています。
ワークフェア2023にご来場いただいた皆様、お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。
来年の全国アビリンピックも今回と同様、愛知県国際展示場で開催されます。
よろしければぜひ足をお運びください。
全国アビリンピックリポートは以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。