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卒業記念版画集

高等部の美術の時間に、この3月で卒業するワーククラスの生徒を対象に卒業記念の版画集を制作しました。
技法はドライポイントです。版として樹脂板を使いました。

版に水性インクをつけ、不要なインクを拭き取ります。
インクを拭き取りました。残っているインクが作品となります。
プレス機に置きます。
水で湿らせて柔らかくなった紙を置きます。
プレス機で圧をかけて刷ります。
どんな仕上がりか…一番緊張する瞬間!
きれいに刷れました!

各自作品ができました。
インクの量や拭き取りの加減で、同じ版でも趣が異なる作品になります。

色画用紙を蛇腹折りにして台紙を作り、1名につき2作品(自画像と自由制作)を糊付けします。

校内展示用のキャプションも自分達で製作
完成しました。最後のページは寄書きのページです。

表紙のデザインはiPadを使い、生徒自身で考えて制作しました。
版画は作品が複数できることが魅力です。
今回のように卒業制作に向くと思います。


実はこの日が最後の美術の時間でした。授業の最後に突然「先生、3年間ありがとうございました」と生徒から挨拶をされ、嬉しいような寂しいような…(涙は我慢)
名古屋聾学校の思い出を胸に、卒業後は各自の進路先で頑張ってほしいと思います。


みんなにも読んでほしいですか?

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