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NHKアナウンサーと考える防災教室〜ことばで命を守る〜

放送日については↓


9月11日(火)
中学部2年生を対象に「NHKアナウンサーと考える防災教室 ~ことばで命を守る~」を実施しました。

ことばで命を守るとは

災害を伝えるニュースで、NHKのアナウンサーは、1人でも多くの人の命を放送を通して救いたいと、さまざまな「呼びかけ」を日々伝えています。この授業は、報道の舞台裏を紹介するとともに、クラスみんなでオリジナルの呼びかけを考え、防災への意識を高めてもらうのがねらいです。

NHKアナウンサーと考える防災教室“ことばで命を守る” 案内状より引用

実施まで

以前より、防災教育の充実について検討していたところ、NHKからこの「防災教室」の案内をいただき、打ち合わせを経て今回の実現につながりました。

『防災教室』への担任の思い

「災害時に生徒自身が自分の命を守ることはもちろん、可能な範囲で他の人を思いやったり、助けたりすることができる人になってほしいと思っています。今回の授業が、防災についてより深く考えるきっかけになればと願っています。」中学部2年担任


防災教室当日

これから撮影のため教室に入ります。
緊張気味の生徒、期待に目を輝かせている生徒、表情はさまざまでした。

挨拶のあと、アナウンサーの方々からの自己紹介がありました。

この授業は撮影が行われました。後日NHKで放送されます。(放送日は未定)
担当していただいた、瀬田宙大アナウンサーと中山果奈アナウンサー 

内容は主に、①豪雨災害について知ること、②ハザードマップの確認、③いのちを守るための「呼びかけ」の3つです。

真剣な表情で豪雨災害の映像を視聴しています

豪雨災害の動画を視聴した後、ハザードマップ正常性バイアスに関する話を聞きました。
ハザードマップは約半数の生徒が実際に見たことがありました。

ここから3グループに分かれ「呼びかけ」を考えます。
どんな場面を想定するかは、中山果奈アナウンサーによる「名古屋聾学校ニュース」を聞き、内容に応じた「呼びかけ」を考えます。  

名古屋聾学校ニュース
A地区 川の氾濫に警戒が必要  
B地区 土砂災害の恐れ
C地区 道路の冠水、地下街に水か流れ込む恐れ
各地区の友達に何に注意が必要か、どんな行動をとればよいか伝えてください。

各チームに分かれ「呼びかけ」作りが始まりました。
瀬田アナウンサーからは、呼びかける相手を具体的に思い浮かべてほしいとアドバイスがありました。

AチームはB地区に住む友達に向けた「呼びかけ」を考えています。

スマートフォンで「NHK防災アプリ」を開きハザードマップの確認も行いながら「呼びかけ」を考えていました。

BチームはC地区向けに水に浸かる可能性を考慮した「呼びかけ」作り。
CチームはA地区の友達に対し、早く避難することを促す「呼びかけ」を考えていました。

発表

相手の命を守る「呼びかけ」を発表しました。

発表の一部を紹介します。

AチームからBチームの生徒へ

みんなへ
卓球部と美術部にいたよね。
もし、土砂災害が起きたら、大好きな卓球や絵を描くこともできなくなってしまうかもしれないよ。今、この瞬間災害が起きてもおかしくない状況だよ!
自分の命を守るためも、今すぐ逃げて!!


BチームからCチームの生徒へ

Cチームの◯◯君へ
一緒に買い物行くって言ったよね。
もし被害にあったら、買い物ができなくなるよ。
街の水が流れてきたら、家の2階や屋根に逃げてください。


CチームからAチームの生徒へ

Aチームの◯◯君へ
◯◯君ってゲームが好きでしょ?
早く川の水から逃げないと二度とできなくなるよ!!
だからお互いに助かろうね!!

まとめ

今回の授業は、生徒が自分や家族、友達の命を守るために何ができるか考えるきっかけになったと思います。
できることの一つとして、命を守る「言葉」というものがあることを学びました。

近年はこれまでになかったような災害が起こっています。
災害はどこか遠くの知らない誰かに起こることではなくなったと感じます。
明日誰の身にもに起こる可能性があることとして災害を捉え、命を守る行動について考えていきたいと感じました。

この授業は生徒にとってとても有意義なものになったと思います。
NHKアナウンサーの瀬田宙大さん、中山果奈さん、撮影スタッフの皆さん、遠いところまでご来校いただきありがとうございました。

みんなで記念撮影

授業のあとは、番組ディレクターの方からインタビューを受けました。

ありがとうございました!

生徒の感想
・大切な友達や家族が避難をためらった時は今日学んだことを生かし、生きるための行動をとってもらいたいと思います。
・ハザードマップの見方がわかりました。水害はとても怖いと思いました。
・アナウンサーの方の話が分かりやすかったです。ハザードマップの調べ方や呼びかけの勉強になりました。
・近くに警戒地区があるので、本当に災害が起こったら避難しようと思います。
・とても分かりやすい授業でした。ゆっくり話していただいて聞き取りやすかったです。
・私達が参加すると思いませんでした。授業中、名前を呼ばれた瞬間すごく緊張しました。
・滅多に緊張しない私だけど、過去1番と言っていいほど緊張しました。
・インタビューを求められ、頭が真っ白になってうまく話すことができませんでした。

番組の放送日等詳細は分かり次第お知らせします。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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