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高等部校内実習

高等部ワーククラスです。
今回は、2月6日から3日間実施した高等部校内実習の様子をお届けします。

高等部校内実習では、企業様より頂いた委託作業に取り組みました。今回は山口製菓様より頂いたラベル貼りの作業です。

作業の様子を動画にしましたのでご覧ください。
(1分41秒、BGMあり、ナレーションなし)

作業内容

菓子用の食品袋にラベルシールを貼るという一見シンプルな作業ですが、今回は全体の目標を「不良品ゼロ」としました。
シールのずれが0.5mm以上あるものは不良品です。
失敗はできません。正確さが求められます。

身だしなみ・環境整備

食品が入る袋を扱うため、衛生面に気をつける必要があります。
手指消毒用アルコール、衛生キャップ、手袋、マスク、粘着式クリーナー(作業服の埃取り)作業台用のハンディモップを用意して、製品がきれいな状態で仕上がるようにします。生徒だけでなく、指導に入る教員や見学者にも衛生キャップや手袋の着用をお願いしました。

補助具

補助具を使うことで、正確にシールを貼ります。
中央にある水色の紙はシールと同じ大きさで、この紙を目印にすることで、袋の同じ位置にシールを貼ることができます。

作業手順

①袋を補助具にセットします。
このとき、袋の背貼り(本校では便宜上ヒレと呼んでます)を線に合わせて、袋の向き・裏表が合っていることを確認します。

②袋の上に位置合わせ用の板を置きます。

③シールの剥離紙を1センチほどの幅で切り取ります。

④シールの位置を調整して置き、動かないように磁石で固定します。

水色の紙に合わせます

⑤正確な位置にシールを合わせたら、のり面を貼り、残りの剥離紙を取り除いてシール全体を貼り付けます。

⑥完成
シールを貼りました。
この後、シールの位置、枚数、袋の上下や裏表の間違いがないかなどの検品を生徒が行い、さらに教員の検品を経て納品となります。

最後に

生徒は実習中、とても真剣な表情で取り組み、挨拶や報告、集中力や持続力、製品を大切にする気持ちなど、校内実習でしか得られない学びがたくさんありました。

結果として、3日間の実習で1800枚のシール貼りができました。
シール貼り自体の不良品はありませんでしたが、シールの剥離紙を切る際に誤ってシールごと切ってしまうミスがありました。大切な資材を無駄にしてしまったのは私たち教員の課題です。

本校の学習にご理解をいただき、毎回作業を頂いております山口製菓様、ありがとうございました。


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