多様性と持続可能性に触れた1日〜高等部校外学習〜
6月5日(水)
高等部本科で総合的な探究の時間の活動として校外学習を行いました。
6つのグループが企業や施設を訪問して学びを深めました。
今回は愛知淑徳大学とIKEA長久手を訪問したグループについて紹介します。
愛知淑徳大学長久手キャンパスに到着しました。
初めに今年4月に誕生した「ダイバーシティ共生センター」で大学のダイバーシティ(多様性)に関する考え方や取組、大学の理念である「違いを共に生きる」について説明を受けました。
違いを認め合い、尊重し合う力を身につけるために「ダイバーシティ共生センター」ができたそうです。
生徒の生活に身近な話題もあり、皆真剣な表情で聞いていました。
場所を教室に移動し、広報の方からさまざまな学部の特色と何を学ぶのか、丁寧に教えていただきました。
大学進学を希望するもおり、生徒はメモを取りながら熱心に聞いていました。
こちらはコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)です。ここでは、大学の学生や先生が地域の人たちと協力して、色々なプロジェクトを行います。例えば、地域のお祭りやイベントを手伝ったり、子どもたちに勉強を教えたりしているそうです。
校内の施設見学をさせていただきました。
パソコンが数百台あるという教室の前に来ました。左右にパソコン教室が複数あり、授業を行っていない時には学生は自由に使えるそうです。
昼食の時間になりました。
ここにあるのはメニューのほんの一部です。迷いますね!
各自好きなメニューを注文して着席しました!いただきます!
昼食後は教室で質疑応答の時間です。
生徒から、大学の行事や学生生活についての質問がありました。特に聴覚障害のある学生への支援に関する質問では、学内に学生支援活動団体があり、パソコンテイクを中心に支援を行っている等、具体的にお答えいただき生徒も理解が深まった様子でした。
次の訪問先は長久手市の「IKEA長久手」です。
店内の一角にある素敵なスペースで、イケアの店舗や商品について話を伺いました。
お話の中心にあったのはサステナブル(持続可能性)という考え方です。
その後、展示品や販売終了品を販売する「サーキュラーマーケット」の奥にある、商品を再販売するためにメンテナンス等をする場所に案内していただきました。
一般の方は入れませんが、特別に見学させていただきました(写真もありません)。ここではショールームで使われていた家具雑貨類や、お客様から買い取った中古の家具をきれいにメンテナンスしたり、輸送中にキズがついてしまったパッケージを新たに作ったりして、再びお客様に使っていただくための準備が行われていました。
サーキュラーマーケットの見学の後は、「プラントベース唐揚げ」の試食をさせていただきました。植物由来の原材料のみを使用しているそうです。
健康と気候に配慮し選択肢を増やす、イケアのサステナブルな考えが反映された商品です。
食べてみました。
とても植物由来とは思えないまさに鶏肉の食感で、味や香りもよく、とても美味しかったです。
プラントベースの食品は冷凍食品として販売されていました。
試食の後は、2階ショールームの見学です。
イケアでは、組み立て式の商品を効率よく輸送できるよう平らに梱包しています。
この椅子が下の薄い段ボール箱の1つに収まっています(座面のクッション部分は含まない)。どう収まっているのか不思議です。
子どもが遊ぶぬいぐるみも目をビー玉などではなく、安全を考えて刺繍にしています。
全ての「目」が刺繍になっていました。
ショールームでの見学を終え、最後に生徒からの質問にお答えいただきました。
イケアで一番販売数の多い商品は何ですか?
それは・・・
こちら「フリーザーバッグ」です(2024年現在シリーズ累計)。
全世界ですごい数が売れているそうです。
これで イケアの見学が終了しました。
生徒代表から挨拶を行いました。
帰る際、プラントベースソフトクリーム(豆乳ベースのミルク味)を試食させていただきました。試行錯誤を重ねた製品だそうで、豆乳とは思えない風味の美味しいソフトクリームでした。
食べた感想「美味しい!!」
この日案内をしてくださった方と一緒に記念撮影
今日はありがとうございました!
イケアでは家具や食品をはじめとした商品だけでなく、流通や環境に至るまでサステナブルな考え方が目に見える形で実行されていると感じました。
校外学習を終えて
今回愛知淑徳大学、 IKEA長久手を訪問しました。
大学と世界的家具量販店という、全く異なる場所を訪れましたが、どちらも人の生活をより良くしようとする意思のもと、行動されている点に共通点を感じました。
生徒は学校に戻り、この日学んだことを後日行われる報告会に向けてまとめている最中です。報告会の様子は後日別の記事で紹介したいと思います。
最後に愛知淑徳大学の皆様、 IKEA長久手の皆様、お忙しいところご対応いただきありがとうございました。生徒職員一同心よりお礼を申し上げます。