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三角点を探して

3月15日、中学部2年生の社会の授業で校外学習があると聞き同行しました。

ところで、タイトルにある「三角点」についてご存知ですか?
私は名前を聞いたことがあるだけで、どんな役割があるのかまでは知りませんでした。
国土地理院HPには以下のような説明があります。

三角点とは
三角点は、山の頂上付近や見晴らしの良いところ、利用や保全に適した公共施設の敷地内等に設置され、緯度・経度が正確に求められています。明治時代に全国の地図作成のために設置したことが始まりで、その後も、道路の建設・都市の開発等の公共事業に必要な位置の基準として利用されてきました。

国土地理院HPより

この日は、学校周辺を地形図と照らし合わせながら、高低差や三角点を観察することが目標です。
出発前、担当教員より注意事項の確認です。

この日のゴールはここ
全国に約3万箇所ある、三等三角点「猫ヶ洞 三等三角点」を目指します。
この地図に記載はありませんが、平和公園配水場から行けるようです。

学校を出発!

学校から出てすぐに地形の高低差を感じる場所にきました。

住宅の塀を見ると道路の傾斜がわかります。
こちらは坂を下った先に上り坂があります。

平和公園配水場の入り口に到着しました。
ここで先生から質問!
「学校はどの方向にありますか?」「北はどこ?」
生徒は正しい方向を指差していました。

現在地はここ

ここで平和公園配水場の地図を見た生徒から提案がありました。

三角点の近くまで道はあるが、途中から道がないため、2グループに分かれてさがしてはどうか、という提案です。

生徒間で相談して2グループに分かれました。

各グループで目的地に向かいます。

Aグループ
Bグループ

Aグループはこの先進めません。舗装路まで戻り再度探します。

ここで遠回りをしていたBグループから三角点近くに到着したと連絡がありました。声を頼りに斜面を上がります。

近くまで来たものの、なかなか三角点は見つかりません。
探します!

どこだ?どこだ?

雑木林の中を探すこと約5分

ありましたー!

三角点を見つけました。

猫ヶ洞三等三角点

熱心にメモを取っています。

三角点と一緒に記念撮影

Aグループ
Bグループ

お疲れさま!学校に戻ります。

学校に到着しました。
先生から今日の校外学習のまとめを聞いて授業は終わりました。

日頃見慣れた景色も、地理的観点から観察してみると、気付かなかった坂や地形に出会え、楽しいですね。
生徒にとっては、学校の外で発見や学びの良い機会になったと思います。